2016年5月25日水曜日

【まぁやぁのこんな映画みました/vol. 65】

『イーダ』まぁやぁ映画レヴュー

『イーダ』〈2013年 ポーランド・デンマーク〉


1962年、ポーランドの修道院で孤児として育てられた少女アンナは自身の出生の秘密を知るための旅に、、。全編、自然光を駆使した美しいモノクロームの映像と頑なまでの固定ショット、そしてアンナの凛とした眼差しに牽引されて、物語はもの静かにしかし力強く進行します。アンナが本名の「イーダ」を受け入れ、駆け出し、初めてカメラも動き出すラストシーン、なんとも複雑な心境ながら、肯定感あふれる濃密な80分でした。    〈キネカ大森にて〉