2016年12月9日金曜日

【まぁやぁのこんな映画みました/vol. 69】

『スポットライト』まぁやぁ映画レヴュー
『スポットライト 世紀のスクープ』〈2015年 米〉


カトリック教会の神父達が子供達に続けてきた性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽していた、という衝撃のスキャンダル。さまざまな障害を乗り越え、真実に迫る「ボストン・グローブ紙」。まず、これが実話だ、という事にすさまじい憤りを、と同時に、地方紙ながら巨大権力に立ち向かう記者達には熱い希望も感じます。複雑な展開を「記者=善、教会=悪」と一元化せず、力強く描ききる力量に心を揺さぶられました。本年のアカデミー作品&脚本賞も大納得の一本でした。    〈シネマ ジャック&ベティにて〉