2020年4月9日木曜日

【まぁやぁのこんな映画みました/vol. 89】旬魚島酒まぁやぁ大船

大船イチ、入りにくい呑み屋「まぁやぁ」公式ブログです、いらっしゃいませ


『第三夫人と髪飾り』まぁやぁ映画レヴュー

『第三夫人と髪飾り』〈2018年 ベトナム〉


19世紀、北ベトナム。
14歳のメイは富豪の元に
「第三夫人」として嫁いできます。
ただ「お世継ぎを産む」という為だけに、、。
全篇にわたる「絹の里」の荘厳な美しさに導かれて、物語はおそろしく静かに進んでいきます。鑑賞後、あのシーンの数々は一体なんだったのだろうと反芻すると、登場人物たち、特に夫人達の様々な心理が内包されていることに気づき、ハッとしつつ、末恐ろしくもなります。
ベトナムの新進女性監督が曽祖母の体験をもとに造り上げた意欲作、唸りました。     〈シネマジャックアンドベティにて〉