2020年3月4日水曜日

【まぁやぁのこんな映画みました/vol. 88】旬魚島酒まぁやぁ大船

大船イチ、入りにくい呑み屋「まぁやぁ」公式ブログです、いらっしゃいませ。


『ROMA/ローマ』まぁやぁ映画レヴュー

『ROMA/ローマ』〈2018年 墨・米〉


1970年、メキシコシティーのローマ地区、
とある中流家族と先住民族の家政婦の物語。
のどかな日常を淡々と描くなか徐々に不協和音が滲み込み、街のデモを機に一気に沸騰する中盤、圧巻の波間シーンで感情のクライマックスを迎える終盤、そして平穏な日常に回帰するエンディング。
全篇、美しすぎるモノクロ映像とシンクロするローカルヒット曲の数々。文句なしの傑作!。
監督のみならず脚本、撮影と大車輪のアルフォンソ・キュアロンの半自伝的作品、ベネチア金獅子賞、アカデミー多数受賞も大納得。
攻めのネットフリックスとのタッグで実現した本作、映画館で観たい派の私としましては、今回の様にスクリーンでも上映するシステムの定番化を切に願います。   〈小田原コロナシネマワールドにて〉