2013年6月11日火曜日

【まぁやぁのこんな映画みました/vol. 16】

『先祖になる』〈2012年 日本〉


岩手県陸前高田市、77歳のきこりの爺さんが東日本大震災の津波で浸水した自宅を、自ら切り出した木々で新築するまでのドキュメンタリー。息子を亡くし、妻と嫁は仮設住宅に移り、それでも自宅の小屋に住み続けるガンコ者。でも偏屈ではない、筋を通して生きてきた愚直さがにじみ出ます。新しく届いたチェーンソーを片手にひょいひょいと木々を切り倒す姿は、格好良いの一言。なんとか開催にこぎつけた夏祭りのシーンには目頭が熱くなりました。唯一残念だったのは、独特の訛りや方言の為、爺さんの発する言葉が大まかにしか聴き取れなかった事。多分、気の利いた事言ってるんだろうな、というシーンが多かったもので、、。  〈横浜ニューテアトルにて〉