『船を編む』〈2013年 日本〉
ストレートに面白い映画でした。まず、主人公初め、取り巻くキャストがみんなドンピシャです。そして、「辞書=単に調べ物に使う物」という認識しかなかった私には目からウロコのストーリー、辞書がこんなにアツい世界とは!。ゆるい演出から瞬発ダッシュの展開がおもしろかった『川の底からこんにちわ』(’10)の石井裕也監督、今回は一転してテンポ良い演出、好感が持てました。何も爆破しませんし、銃弾も飛び交いませんが、こんなエンターテインメンメント作も良いなぁ、と感じ入りました。 〈ブルク13にて〉